田村画廊ノート(前)

明日6月15日まで、京都三条通り沿いの「アートスペース虹」で、資料展「田村画廊ノート」が開かれている。「田村画廊」が何であるのかの説明はここでは省く。その名前を良く知っている者にとっては極めて重要な画廊であり、知らない者にとってはどうでも良い画廊であるに違いない。


この資料展についての詳細な感想は後編に任せる。ここでは展覧会の引きの画像を掲載するに留めておく。恐らくその内の幾つかは、1970年代から1980年代に掛けての日本現代美術に対して極めて関心のある者ならば、何処かで見た事のある写真が多数含まれているだろう。












「出品作家」は以下の通りである。



この資料展では「作家名」が「判明していない」写真も多く存在する(「森岡純」氏撮影のもの)。リアルタイムでそれらの展覧会を見て、またそこで展覧会すらもしていた身としては、その内の何人かの名前を上げる事は可能ではあるものの、ここでは敢えてその名前を記す事はしない。


田村画廊は1969年に開廊し、2001年に閉廊したものの、この資料展では1970年代初頭から1980年代中頃までの写真しか集められていない。例えばこの方http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20131214/1386988121が訪れた頃(1992年〜)の「田村画廊(真木・田村画廊)」の展覧会の写真は、一枚たりとも展示されてはいない。


いずれにしても、1970年代から1980年代まで、こういう事が行われていたギャラリーが東京に存在していた。それをまず俯瞰画像で見て貰う事にする。


【続く】