2013-12-09から1日間の記事一覧

MOBILIS IN MOBILI -交錯する現在- 東京巡回展

【承前】 〈序〉 しかしここで問題としたいのは、あの直線的な手法の担っている様式的な意義なのである。百済観音は確かにこの鋼の線条のような直線と、鋼の薄板を彎曲させたような、硬く鋭い曲線とによって貫かれている。そこには簡素と明晰とがある。同時…